大阪の箕面(みのお)は山の手の町で、2018年現在においても電車の通らない陸の孤島である。この地域において活魚料理に舌鼓を打ちたい時は「魚正(うおしょう)」一択となる。山の手だが、大将が早朝から中央卸売市場に通い、その確かな目利きで最高の食材を手に入れて、新鮮な状態で提供してくれる。

|魚正は最高です。

これは自分ルールだが、グランドメニューが決まってるような店や、メニューがラミネート加工されている店にたいしたところはない。メニューがあらかじめ決まっており、それに合わせるように業者が納品に来るタイプの店だから、そういう店では「生きた旬」を感じることはない。毎回作るメニューが同じだから心もこもらない。作り手が飽きている場合が多い。もはや料理ではなく事務作業である。要は、そういう店は自信がないのだ。誰にでもできることしかやらないのがそういう店だ。そういう店には付き合いでも絶対にいかない。で、魚正のメニュー板を見てみる。

黒板に白ペンで書かれたメニュー。新メニューはペンの輪郭がはっきりして新しい感じがする。定番はペンが擦れている。旬はなにかな?そんな迷いの時は色の濃いメニューを注文すべし!

黒板に白ペンで書かれたメニュー。新メニューはペンの輪郭がはっきりして新しい感じがする。定番はペンが擦れている。旬はなにかな?そんな迷いの時は色の濃いメニューを注文すべし!

コレだよコレコレ!!

こういう店は高確率でいいんだ!いい食材を選んで食材ベースで料理が決まる。だから一日たりとて同じメニュー板が連続することはない。これが「生きた旬」。

まずはビール(小)を頼む。

くじらの盛り合わせ

くじらの盛り合わせ

ビールと鯨を合わせるのが好きだ。かといってビールを飲み過ぎてしまっては勿体無い。ここは活魚料理を楽しむ店。すなわち、日本酒を楽しむ場所である。「魚正」には季節に合った「旬の日本酒」がラインナップされ、それらは日々変わる。毎回「今日はどんな日本酒があるかな」何てことを考えながら店に入る。好きな時間だ。

刺身の盛り合わせ。赤貝をリクエストし、入れてもらった。

刺身の盛り合わせ。赤貝をリクエストし、入れてもらった。

「魚正」で日本酒の旨さを教えてもらった。今日も刺身の盛り合わせはどの身も分厚く、食べ応えがある。

赤貝の肝。

赤貝の肝。

通って7年になる。常連になるとサービスをいただくこともある。この肝とぬる燗の相性は悪魔的。

蟹。

蟹。

良さそうな蟹が入っていたのでいただいた。蟹はどこを食べても美味しい。甲羅酒も楽しめる。最高である。

梅肉アジフライ。

梅肉アジフライ。

こんなにうまいアジフライ食べたことない。すべての料理に感動が止まらない。

ハート串。

ハート串。

リーズナブルに楽しめるハート串と、

豚バラ串。

豚バラ串。

豚バラ串。ネギがまたうめぇんだよ。

腹がいい感じになってきたので、しめる。

松茸鯛茶漬け

松茸鯛茶漬け。

個人的に鯛の出汁が一番うまいと思っている。これに松茸がふわりと香り、箕面産のゆずが上品に効いてくる。世の中にはこんなに繊細でうまい料理があるのかと惚れ惚れしてしまう。

食後にあたたかいお茶をいただき、

🙏御馳走様🙏

今日は喫煙者がいなかったので味覚と嗅覚をしっかり働かせて時間を楽しむことができた。喫煙者がそばにいる場合は地獄で、速攻で店を出るべし。楽しめません。いつかニュージーランドのようにすべの飲食店内の喫煙はすべて禁止にしてほしいと思う。

そんな難しいことかなぁ〰️…?


たかくら3

たかくら三兄弟の三男坊。