屋久島には半端じゃない魅力がある。世界自然遺産はだてじゃない

屋久島は1993年に日本で初めて世界自然遺産に登録された。人が暮らしながら素晴らしい自然が残るこの魅力的なこの島に最高の宿がある。

「送陽邸」だ。

この宿に泊まって、岩川さんと話をしてみたい。そんな思いで、気の合う仲間と2017年の秋に屋久島山行を行った。メンバーそれぞれ結構ハードな山のガイドをこなす猛者ばかりということも手伝って、山の計画段階からすごく楽しめた。印象的な時間である。

永田方面へ。

永田方面へ。ルート上、三色のカラフルなレインウェア。

進みつつある紅葉

進みつつある紅葉。

鹿之沢小屋で泊まる。

送陽邸の前日は避難小屋泊だった。先客が小屋の中で焚き火をしていた。このときついた煙の匂いはもう永久にとれないと思われる。

屋久島の西の外れ、安房や宮ノ浦のような集落がない永田方面に「送陽邸」がある。

送陽邸

送陽邸

宿のオヤジ、岩川さんに会いたい。そんな気持ちで屋久島に降り立ち、山の縦走は究極の宿「送陽邸」に辿り着くための手段でしかないほどだった。

なんとこの宿は50歳で脱サラした岩川さんが手作りで作り上げたもの。いなか浜の波打ち際に屋久島の古民家を徐々に移築してつくられた、もはや集落にも見える。最初は涼み台ひとつから始まっているというのがまたかっこいいエピソードだ。屋久杉の頑丈な性質が建築を支え、味がある。

屋久島は日本で一番魚種が多いと言われている。テレビで取り上げられていた丸高水産で手に入る魚には高級魚も多く含まれ、その豊かさを証明している。もちろん首折れ鯖もある。(首折れ鯖は屋久島で水揚げされるゴマサバの現地名で、鮮度を保つため首を折って血抜きをすることからその名前がついた。屋久島の伝統技法だ。)トビウオも屋久島の代表的味覚といえる。長井さんの宿でお世話になった翌日の

 

岩川さんの語録。

世の中一杯やるのが大事

図面はなし。風景みながら現場合わせで作る。

夕陽だとか海だとか自然にあるものをいかにいかすかが私の仕事だから自然に終わりがないようにこれで終わりということはない。

柵の水平は地球の水平線に合わせて作る。

その無駄な抵抗はしない。自然に逆らわない自然体。自然には勝てない。自然には休みはない。

何もない送陽邸にはすべてがあるような気がする。

 

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たかくら3

たかくら三兄弟の三男坊。